イ・ジョンソク推しの娘は、この「ロマンスは別冊付録」だけは途中離脱したそうで。。。
主人公のカン・ダニが嫌いでイライラする…と。
まあ分からなくもないけど、これはアラフォー主婦の共感を呼びこむドラマっ。
アラフォー主婦の「あったらいいな」を叶えてくれるのが、主人公カン・ダニなのです。
作品情報
2019年に韓国で放送された全16話の韓国ドラマ。
イ・ジョンソク初のラブコメ主演となり、ウォンビンの妻であるイ・ナヨンが9年ぶりにドラマ出演になったことでも話題になった。
どこで見れる?
Netflixのみ。2023年7月時点で独占配信中。
どんな話?
主人公は、離婚して家を失い、留学中の娘のために就職活動に励むアラフォー女子、カン・ダニ。
専業主婦だったため再就職は難しく、それでも結婚前に活躍していたコピーライターの経験を活かし、再出発したいと奮闘していた。
50回目の面接に落ちたダニは、弟のような存在で出版社編集長であるチャ・ウノの家に家事手伝いのふりをして入りこみ、こっそり寝泊まりしはじめる。
天才作家とアラフォー主婦の、笑い&涙のせつないラブストーリー。
キャストは?
ライバル役のウィ・ハジュンさん。かっこええです♪
ダニたちが勤める出版社の編集チーム長ジホン役のチョ・ハンチョルさん。
「ヴィンチェンツォ」で出てた時とはちがって、ええおじさんでした。
さすが女優さんっ思ったのが、おなじく出版社のチーム長役のキム・ソニョンさん。
「愛の不時着」でぶしゃいくキャラやってたのに、こちらはバリキャリ女子の鏡のような人。コン・ユさま主演の「静かなる海」でもキーパーソンを演じてはりました。好きになってまいました。
なにげに最近、気になってるのが、同僚役を演じたパク・ギュヨンさん。
「悪魔判事」で印象深い役してはりましたし、「サイコだけど大丈夫」でも主要キャラ。最近では「セリブリティ」に出てはって、旬な女優さん、って感じします。
イ・ナヨン / カン・ダニ役
[主な出演作]
勝手にしやがれ
ロマンスは別冊付録
イ・ジョンソク / チャ・ウノ役
チョン・ユジン / ハン・ヘリ役
[主な出演作]
W-君と僕の世界-
よくおごってくれる綺麗なお姉さん
ロマンスは別冊付録
セレブリティ
ウィ・ハジュン / チ・ソジュン役
[主な出演作]
よくおごってくれる綺麗なお姉さん
ロマンスは別冊付録
霊魂修繕工
18アゲイン
イカゲーム
バッド・アンド・クレイジー
シスターズ
「ロマンスは別冊付録」の主人公カン・ダニが嫌いでイライラする?
ネットで感想みてみると、「おばさんラブについてけない…」との声がw
結婚&出産、そして離婚したアラフォー女性の行動とは思えない…という意見も。
あと、娘を留学させておひとりさま女子やってるのも、ちょい「ダニ嫌い」につながってるような…。
正直さいしょは、「娘を留学させてジョンソクさまとラブって、ええよな」とか「なんかまわりに守られるばっかりで、自立してないなー」とか、あと「あやまらへんなー」とか思うてたw。
けどですね、けど。同世代の兼業主婦目線で見てみると、そんな「ダニ嫌い」の要素って、ふだん結婚して子どもがいるアラフォー主婦がうけとってる視線をデフォルメしてるんですよ。
アラフォーで専業主婦やめてバリキャリやるってなると、スキルもなんもないし、なんか引け目かんじて、んで謝りたくもないのになんか謝ってまう立場になる。。
だからダニみてたら、「結婚して子ども産んで離婚して、それでもキラキラしたいって思って何が悪いっ」て開き直ってみてもええんかなあって。
イケメン年下男子とアラフォーおばさんのラブコメなら、ヒロインは引け目感じながらけなげに生きてて、んで自分を解放して成長していくって展開が王道なんだろうけど。
あとたぶん、ダニへの印象が賛否別れるのが、ダニが美人すぎるってところなんかも。
ダニ役のイ・ナヨンさん、きれいすぎでしょw。20代にしかみえない。
これが見た目ふっつうのおばさんでやってたら、またちゃうんかなあ、と感じました。
文学少女心をくすぐる「月がキレイですね」[ちょっとネタバレあり]
このドラマのもう一つのテーマ軸は「出版業界」。
かつては文学少女、いま小説書いてるこがねきぎょとしては、特にめっちゃ興味そそられたテーマ
いろんな作家さんたちが出てくるし、ジョンウクさま演じるウノは天才作家。
出版業界で働く作家さんたちの苦悩と奮闘が丁寧に描かれているのも、このドラマの魅力のひとつです。
たいてい天才作家がキャラとして出てくると、さらさらーって文章書いて、すごい名作だってなるんだけどw、このドラマは出版業界とか、プロの作家としてやっていくこととか、リアルにえがかれてます。
ウノもけして「天才」ではなくって、「売れる本」をつくるために努力を惜しまなくって、時にはきれいごとばっかりいってられなくて。
プラス、そこかしこにちりばめられている文学にまつわるモチーフも、よき♪
いちばん琴線にふれたのが、雪ふる庭で、ウノとダニが月をみあげるシーン。
夏目漱石が「I love you」を奥ゆかしい日本の美意識で訳すなら、「月がきれいですね」としておきなさいと言った
というエピソードが、ウノの告白シーンで出てきます。
ちなみに調べてみたら、この夏目漱石のエピソードは都市伝説らしい。。。ほんとかどうかは別として、そんなエピソードが残る夏目漱石がすごい好きw