

韓ドラ「トッケビ」、海外小説&映画「トワイライト」、そして少女マンガ「ポーの一族」がヴァンパイア系のベスト3と信じてやまない、こがねきんぎょです。
ヴァンパイア系が好きならマストで見るべき「ポーの一族」。
リピ読のきっかけは、宝塚版ミュージカル「ポーの一族」でした。生観劇ならずで映像でみたけれど、それでも、いや、ほんまにすごかった!

「ポーの一族」世界観そのまんま、いやそれ以上の美しさ♪
で、再読したのがマンガ「ポーの一族」。
しかも40年ぶりに新作がでてる、とあらば読まずにはいられませんです。
マンガの方は、世界観が静謐で切なく、時間のカオスに引き込まれていく魅力があります。
エドガーとアランだけじゃなく、他のキャラクターたちも深く描かれていて。彼らの魅力にも引き込まれ、切なくも美しい。少女マンガってやっぱりええなあって思える、超がつくほどの名作です♪
漫画"ポーの一族"作品情報
少女漫画雑誌「別冊少女コミック」で1972年から不定期に連載された作品。1976年に完結。
2016年に40年ぶりの新作が「月刊フラワーズ」に掲載され、最新作となる「青のパンドラ」は2023年に単行本化。

2018年に宝塚歌劇団にて舞台化
"ポーの一族"のあらすじ
永遠に老いることなく生き続ける吸血鬼の一族、バンパネラ。
エドガーは、少年の姿のままバンパネラとなり「時間」という永遠の旅を続けていた。少年アランと出会い、エドガーはアランをバンパネラとして迎え入れる。
なぜ、なんのために2人は生き続けていくのか。
何百年にもわたる人間とバンパネラの対立、エドガーとアランの出会いと別れ、バンパネラたちの運命を描いた、ファンタジーマンガ。
"ポーの一族"を見る順番
時系列がバラバラなのが、このマンガの世界観をさらに魅力的にしています。
複雑な時間の流れに身をゆだねて初読して、あらためてリピ読してみると、「なるほどなーっ」とか、「ここってこうゆうことやったんか」、って発見があって、何度読んでも面白いです。
ポーの一族<全5巻>※新版は全3巻(初版1974年)
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ポーの一族 春の夢<全1巻>(初版2017年)
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ポーの一族 ユニコーン<全1巻>(初版2019年)
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ポーの一族 秘密の花園<全2巻>(初版2020年)
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ポーの一族 青のパンドラ(初版2023年)
宝塚版"ポーの一族"はヅカファンならずとも、びっくりするほど面白い

宝塚の舞台をみた時は、まだヅカ沼にハマっていなかった頃。
劇団四季と劇団新感線が好きだったので、「宝塚って一般ミュージカルとはちょっと違うよなー」って思いつつ、動画配信でぽちっとしてみたんです。
で、宝塚版の「ポーの一族」観終わって、その先入観、ふっとびましたw

ヅカ沼にハマったきっかけは、「はいからさんが通る」と、この「ポーの一族」
主演は当時花組のトップスターだった明日海りおさまと、現トップスター(当時は2番手)の柚香光さま。
宝塚歌劇団ってトップは必ず卒業してしまいます。なのでりおさまが戻ってくることはなく。。。
違うジェンヌさんで再演はあるだろうけれど(あるかな?)、2人での宝塚での再演はなく、ということは同じ演出で二度と生で見ることはできないであろう、宝塚版「ポーの一族」。
エドガーとアランは永遠の時を生き続けるのに、りおさまと光さまのエドガーとアランはもう二度と戻ってこない…。
明日海りおさまにしかできない、妖艶でいてどこか幼さの残る美しさと、光さまの圧倒的オーラ、儚げながらも結晶のように輝く透き通った美しさ。
エドガーとアランを完璧に表現する2人の演技力に心うばわれてまいました。
エドガーの明日海りおさま、アランの柚香光さま。「ポーの一族」はこの2人にしかできないっ。 歌もダンスも、そしてストーリーもなにもかも傑作、です!

もう、この記事書いてる時点で、頭の中に「人に生まれて~人ではなくなり~見失った」ってメロディがうかびます。
何度みても、明日海りおさま演じるエドガーが歌い上げるシーン、涙が出ます。
エドガーはアランの友か支配者か?【ネタバレアリ】
なぜエドガーが、少年のままバンパネラになってしまったのか。そのエピソードを読んでから読み直すと、エドガーの厭世観というか諦観の奥に漂う、人としての苦しみがひしひし胸をうちます。

かといって、エドガーが「かわいそうな」「いい人」ってわけじゃない。
見た目は美しい少年だけど、心は誰よりも「人生の澱」を抱えている。ゆえにもはや「善と悪」という概念もないのでは?と思いました。

エドガーは、アランを少年のままバンパネラにしてしまう…。仕方ないよねっとは思えなかった。
アランを友と思うのならば、人間のままにしておくべきだったのでは?って感じたんです。
とはいえ、エドガーと一緒に永遠の旅路を歩むことを決めたのは、アラン自身。
深い孤独を癒すため手を差し伸べあった二人は、永遠の友となった。
初読すると、そうシンプルに読めるんですが、何度も読み直していくうちに、そうとも言い切れない感じがしてきます。
最新作の「青のパンドラ」では、エドガーが必死でアランを探して復活させようとしていて。
確かに「愛」ゆえな感じもするけれど、そこには「支配欲」も見え隠れしているのでは?と感じました。
でも、人ってそういう生き物かも。
エドガーが妹を愛してアランを愛して、失いたくないと必死になるのは「エゴ」とも「支配欲」ともいえるけれど、それをなくしたら人ではなくなる。。。
懸命に運命を受け入れつつ、人として人を求めてく。

それを愛って呼んでもええんかもしれん、です。

原作者情報
| 作者 | 萩尾望都 |
| 主な代表作 | ポーの一族 百億の昼と千億の夜 半神 11人いる! トーマの心臓 イグアナの娘 一度きりの大泉の話 スター・レッド 残酷な神が支配する 11月のギムナジウム 訪問者 ウは宇宙船のウ A-A’ バルバラ異界 マージナル 王妃マルゴ -La Reine Margot- 山へ行く 10月の少女たち メッセージ 銀の三角 あぶな坂HOTEL フラワー・フェスティバル AWAY-アウェイ- ルルとミミ なのはな 感謝知らずの男 あぶない丘の家 海のアリア ゴールデンライラック 銀の船と青い海 ビアンカ 完全犯罪フェアリー スフィンクス ローマへの道 美しの神の伝え |