

高学歴、高身長、高収入の主人公スミレよりも、幼なじみで親友の白妙ユリに共感してもた、こがねきんぎょです。

主人公スミレは高学歴で高身長(170センチ越え)で高収入。新聞社で働くバリキャリ女子。もちろん、スタイル良しの美人。
まったく共感できない主人公やなあって思いつつ読んでくと、「中身は同じやなあ」ってどんどん応援したくなってきます。
スミレは自分の弱さを見せないために頑張ってきただけなのに、まわりからひがまれたり妬まれたり。

人に弱さをみせまいってがんばれば頑張るほど、「怖い人」って勘違いされてる感じ、なんとなく分かる。
プロローグは、5年付き合った彼が浮気相手を妊娠させて破局なって、「頭痛がする」ってはじまる。そら、辛い。。。
それでも冷静沈着なふりをしているスミレなんだけど、そんなときに拾ったのがカワイイ系美少年。んで、モモとなずけてペットとして一緒に過ごすうちに「そういえば頭痛がやんでた」ってなる。

その「いつのまにか感」が、よきなんです♪
ストレスっていつのまにか溜まりに溜まって、「ストレス発散したー!」って深酒したり、旅行いったり、友達に愚痴ったりして。発散して充電したように見えて、実はその発散って表面だけで、翌日に会社いったらすぐに放電してまう。。。
そんなことの繰り返し、だった独身時代のこがねきんぎょ。

ストレスを発散するためにお金を使って、お金を貯めるためにストレスを抱える。
よう分からんくなってきたあの頃を思い出しました。
ほんとのいやしって、モモみたいな存在が寄り添ってくれて、「いつのまにか」心がほっこりなってるのが、ええんですよね。
今でこそ王道の展開ラブストーリーって感じだけど、当時読んだときはめちゃ新鮮だった!んで、リピしてみても、やっぱり面白いっ。
主婦となった今、なにげに幼なじみで親友の白妙ユリに共感してまいますw。
スミレが心の鎧で隠してきた「本当の自分」の殻を破るまでの葛藤をからませながら、モモとの恋愛模様が丁寧に描かれていている、ラブだけではないバリキャリ女子を励ましてくれる名作です♪
"きみはペット"作品情報(全14巻完結)
2000年に雑誌「Kiss」で連載開始。 単行本は全14巻。
累計発行部数420万部越えの「年下男子」恋愛の先駆け人気少女マンガ。
2003年に小雪と松本潤の主演でドラマ化。
2017年にはフジテレビにて入山法子と志尊淳の主演で再度ドラマ化される。
"きみはペット"のあらすじ
バリキャリの主人公スミレは、5年つきあった恋人に浮気され失恋したうえ、上司をなぐり左遷され、プライベートに仕事にとストレスをかかえ、頭痛に悩まされていた。
ある日、家の前に落ちていたダンボール箱の中で行き倒れた、傷だらけの美少年を拾って世話をすることになる。
彼がいると頭痛が和らいでいることに気づいたスミレは、「ペットとしてなら居候してもいい」と話を持ちかけ、むかし飼っていた犬に似ていることから「モモ」と名付ける。
スミレとモモの、少し変わった同居生活からはじまる、ドタバタラブコメディ。
ハイスペック女子にみる、自分の殻を破る方法【ネタバレナシ】

自分の殻を破るには、自分の弱さや不完全なところを受け入れる勇気が必要なんだなって、スミレをみてて思いました。
自分を守るために、上司や嫌いな人にはずけずけものを言えるスミレだけど、好きな人には何も言えない。気を使いすぎて疲れてしまう。
一見、自信があるようでいて、自分の弱さを自分で受け入れられないから、好きな人の前でムリしてしまって、うまくいかなくなる。
モモとは好きも嫌いもないうちからすべてをさらけ出してたから、最初から殻がなかった。っていうふうにも読めるけど、後半にいくにつれ、自分の殻が分厚いことに自己嫌悪に陥って、その殻を破らなきゃモモを失ってしまうって一生懸命になっていく。
「大切な人がそばにいる」だけで「癒される」っていうのはちょっと違うくて、大事な存在のためには、弱い自分を自分が認めてあげる、ってのも大切なことなんだなあって気づかされたマンガでした。

かわいい美少年モモが、後半にいくにつれて「かっこよ」になってくところも必見です♪

原作者情報
| 作者 | 小川彌生 |
| 主な代表作 | きみはペット キス&ネバークライ 銀盤騎士 BAROQUE 〜バロック〜 刻待アパートメント EXTRA HEAVY SYRUP! ベイビーポップ キャンディ ライフ |